｢命を分けたきみと、人生最後の夢をみる｣のレビュー・感想

原作者の『カラダ探し』をリアタイで追って震え、コミカライズの絵付きの不気味さに怯え、実写版はスルーしつつ横目で観ながら楽しめたのに何故？と思い、読んで納得。

主人公がともに高校3年生の設定なら『譲れない進路』とかをサブテーマにする等、最初に話は無かったんでしょうか。
さすがに3巻完結でも(よろしくない意味)で薄いし軽い。心に響かないかな。

まあ漫画好きの素人でも思いつく程度の『設定』『カタルシス』が、ガバガバ且つ見受けられないという残念な作品でした。

お察しかも知れませんが(恋愛要素的には)ハピエン(？)です。感動的・衝撃的ラストと感じるかは人それぞれかと思います。

タイトル通り、2人の寿命を代償に進む物語。
ドラマチックな事がおきるのか、と思って読んでいたものの何か何処かうすっぺらい。

真に迫った気持ちや臨場感が感じにくい。生と死を題材にしているのに、何か希薄だと思ってしまうし、色んなキャラクターの人となりが曖昧だと思った