｢獄中結婚の女～極愛・塀の中のラブレター～（分冊版）｣のレビュー・感想

毎日連載で読んでいて興味を引かれて調べてみたら、この石原という男は一時期メディアで活躍し、晩年はお金目当ての殺人やら数件の罪を犯して最期は自殺ということが分かり興ざめしました。
そもそも獄中文通ということですが、事前に検閲されるのでこんなあけすけな話は書いても塗りつぶされるはずですよね。組長も実際はやっておらずただの下っ端だったそうですし、本当にこんな女性がいたのか怪しいです。全体に嘘で固めた漫画ですね。あくまでフィクションとして楽しむ方がいいかも。

刺青や人体改造の描写がありますが、そこまでグロく書かれていないので良かったです。拘置所から差し出される洋子の手紙を主人公の男が同じく拘置所で受取り読む。手紙で洋子の過去の回想となり物語は進みます。話のテンポも良いので次の洋子からの手紙が気になり一気に読んでしまいました。

無料で読める部分だけだったので漫画としては１ページくらいしか読めなかったが、もしかして永山則夫と和美さんをモデルにしてるなら即削除してほしい。和美さんはその後家庭を持ち現在もご存命ですし、永山事件の被害者もいる。そして永山の兄妹は長女のセツ姉さん以外６人の兄妹にそれぞれ子供がいる。そして「永山則夫」をこのような三文漫画のネタにすることは許されない。

感想は、洗脳って怖いなということは、中毒性があり続きが気になる漫画でした。
事実なのかと思って検索したら見つけられなかったので、引き続き探してみたいと思っています。
最初のページで作者(石原さん)が語っているところで、「わたしの最初の結婚は、、、」となっているので、その後離婚して別の方と再婚されたんですね。