うーん
メイドが自分の雇い主(ヒーロー)に対してやたら偉そう、かつ縁もゆかりも無いはずの主人公に対してダダ甘でちょっと不自然です。(メイドとヒーローの付き合いが長いにしたって通常ならば上下関係はしっかりとあるはずなので、あそこまで偉ぶるのはちょっと。)
メイドが主人公をどうしてあそこまで敬愛しているのかよくわからないです。自分の雇い主よりも丁寧に扱う理由が足りていません。
さらには原作はどんな感じなんだろう?と小説家になろうにある原作を読みに行ったら、メイド視点の話があり、その中でメイドが主人公の姉を追い詰めて怪我をさせている場面があるのですが、そこでメイドの恋人である執事が出てきて「それくらいにしてあげろ」みたいな事を言って暴力を止めた後、執事がメイドにキスをしてイチャつくという展開がありました。
メイドの一人称で書かれているせいか主人公と執事が大好きな人が書いた夢小説っぽさがあり、個人的にはかなりキツかったです。
メイドの言動が単純に主人公が好きなだけとは思えない程の怒りに満ちていて、もう少し冷静に対処できなかったのだろうか?と感じました。
あと、こちらのコミカライズ版で主人公の継母が、主人公とその弟を修道院に無理やり入れようとして継母に雇われた傭兵がやってくるシーンがあるのですが、継母は主人公と弟を同じ修道院に入れるつもりだという文があり、そこでギブアップしました。
修道院というのは修道士や修道女になるために入るところなので、男女が同じ修道院に入るなんて有り得ないですよ。
そういうずさんなところとメイドのアレコレが本当にキツい作品でした。