｢ぬらりひょんの花嫁｣のレビュー・感想

吉原のある時代での妖怪ファンタジー。少女漫画であるものの恋愛模様へのスポットは薄め。多分タイトルの通りに、序盤から妖怪の長の嫁になる事が確定しているのでそこまで恋愛のいざこざにスポットをあてる必要がない。多少の気持ちの不安や妖怪一族との確執はある。
物語の中心は、妖怪の長の探し物を見つける事と主人公の出生の詳細について。冒険譚のように進んでゆく話は分かりやすくて面白かった。
見どころは普段はイケメン圧の強い妖怪の長が、妖怪パワーを使うとその後の反動で弱キャラの泣き虫になってしまう所。

まだ1巻を読み終えたところです。前向きなヒロイン月夜と訳がありそうな朧様とのやり取りが素敵です。これから始まりそうな二人の行き先の展開が楽しみです。