｢バカで弱くて無様でも｣のレビュー・感想

くにさんの妹が▪︎▪︎▪︎▪︎って、いう下りは色々難しいなって思いました。
くにさんの両親の暴力があって家を出たって事だけど、１３歳でお父さんになって子供引き取った時点で、両親の暴力の始まりはくにさんが原因では！？って思う。
くにさんと菊丸問題より、ゆりの事の方がメインになってしまって、菊丸が主役の筈なのにっていう終わり方の様に私は思えました。

独特なコマ割り&セリフ割りな作家さんに感じます。
行間を想像させるようなストーリー構成でわたしは大好きです。
絵もキレイ
上下巻で楽しめました！

菊丸の感情はずっとフワフワして見えたし、くにさんはほぼ無表情でつっけんどんで何を考えているのか分からないし、アクの強いマヤや何人もの女性が登場するわで、ラストまで、どういう締め方になるのかが分からない漫画だった！
単行本化するにあたり、加筆・訂正多々されたそうで、上下巻とも200頁以上に渡る、確かに難しいお話を描き切って下さったんじゃないかな。そのお陰で読者はラストまで飽きずにお付き合いできたんだと思います。
菊丸とくにさんが、少なくともお互いの前では隠し事の無い本当の自分でいられるようになって、きっと幸せになれるだろう未来を信じられます。

最後のどんでん返しにびっくりしました
そうすると話の最初から見方変わるな…

ゆりちゃんは母親に似てるという理由で殴られてたのに、実際の父親はくにさんで、、そこらへんがあやふや？でよくわかりませんでした。
他人の子だから殴ってたのかな？
CPの2人の話は凄くいいです。