東京に研修に出た周は、栄の婿入り先の家に居候することに。周に電話で告げられた言葉が気になったいち日は、田嶋の後押しで東京を訪れる。突然の来訪に驚く周だが、ずっと食べたかったいち日の料理に心とお腹を満たされ、二人は連れ立って夜の街へと歩き出す。でも、桑乃木の二号店や、縁の母と鈴音の確執など、いち日と周のまわりには、問題もたくさん。二人が本当に目指すものはどこにある? 愛しさが溢れる第10巻!詳細
リンゴさん通報5.0ちょっと王道からそれてるのがいい例えば周君の思い人がでてくるじゃないですか。だいたい、実は思い人と両想いだったとか、だんなさんに裏切られて傷心とか、いくつか王道パターンがあると思うんですけど、このお話の展開は新しいなと思いました。まさかの、そう来たかですよ。お兄さまの病弱な奥様も、まさかの展開だったし、すごくオリジナルというか。その分、劇的な展開にはならず(多分劇的展開を狙うと王道になっちゃうんだろうな)淡々としているんだけど、それが当時の時代に合ってるように思えます。よい作品です。2025/02/09いいね