頌子の妊娠が発覚し、心配していた桑乃木の面々は一転、祝福を伝える。だが、栄だけはどこかへ姿を消してしまった。頌子のところへ行くよう、栄に迫るいち日。栄は、そんな彼女に、自らの昏い出自を語り始める。周が京都に帰還し、二号店の準備を着々と進める中、鈴音が桑乃木を訪れて、ある報告をする…。山口三兄弟、それぞれの夫婦が、それぞれの転機を迎える!詳細
リンゴさん通報5.0ちょっと王道からそれてるのがいい例えば周君の思い人がでてくるじゃないですか。だいたい、実は思い人と両想いだったとか、だんなさんに裏切られて傷心とか、いくつか王道パターンがあると思うんですけど、このお話の展開は新しいなと思いました。まさかの、そう来たかですよ。お兄さまの病弱な奥様も、まさかの展開だったし、すごくオリジナルというか。その分、劇的な展開にはならず(多分劇的展開を狙うと王道になっちゃうんだろうな)淡々としているんだけど、それが当時の時代に合ってるように思えます。よい作品です。2025/02/09いいね