全巻(1-7巻 完結)

娘の友達(7)

4.2
9
720
「さようなら、晃介さん」 そう言い残して、 娘の友達・如月古都は姿を消した。 追いかけることで、救える人がいる。 追いかけることで、傷つける人がいる。 苦しんで、苦しんで、苦しみぬいた晃介の決断は……。 0か100かで語れないものがある。 白か黒かで語れないものがある。 本当は、僕の心も、君の心も、 グラデーションの中で揺れ動いているから。 社会の中で自己を抑圧する現代人へ贈る、 “ミドルエイジ・ミーツ・ガール”ストーリーが、 ついに幕を閉じる――。
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全7巻|完結

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娘の友達のレビュー

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    リンゴさん
    5.0

    中年おじさんが破滅していく物語

    主人公がとにかく気持ち悪い。
    高校生であるひとり娘と向き合っているつもりになっているだけで、実際には真剣には向き合ってはおらず、腫れものに触るように接し続けるだけ。中途半端に心配はするくせに、その実、腹を割って話そうともしない。本当に中途半端な父親で読んでいてイライラします。

    ヒロインはヒロインで、自分の友達の父親(主人公)を自分の人生に巻き込んで、壊れそうな自分の心を保つために利用しようとする卑怯な女の子です。主人公のことも友達(主人公の娘)のことも真剣に考えてなんていません。

    ヒロインは家庭環境がおかしくなっている状況で生活しています。
    母親がいわゆる毒親で、父親も家庭内の問題を見て見ぬふりをしているので同じく毒親に該当するという可哀想な状況ではあるのですけど、だからと言って赤の他人(主人公)を性的に誘惑する形で巻き込んでまで自分のストレスや家庭での居場所のなさを解消するのは頂けない。

    女子高生に夢中になったあげく会社にそれがバレて窓際社員と化し、なおかつひとり娘からも距離を置かれてぼっちになってしまうおじさん主人公が見たい人にはおすすめの作品です。

    キャラに対する批判をぐだぐだと書きましたが、不思議と続きが気になって読んでしまうパワーを持っている作品です。
    2023/02/25
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