「行ってらっしゃい、ナオさん」そういうとライラは頬に軽くキスをして俺を送り出した。―まるで同棲したてのカップルじゃないか…。美少女にしか見えない男の淫魔・ライラとのイチャイチャ同棲生活が始まってしばらく経つが、可愛い顔で甘えてくるライラとの生活も悪い気はしなかった。用事はすぐに済んだため、家でライラを待たせていることもあり、まっすぐ帰宅しようとした途中、どこかから聞き覚えのある声が聞こえてきた。―まさか…ライラ…?いやでも…なんでこんなところに……?ライラらしき声の聞こえる路地に向かうと、そこでは…。