人気小説家・宇津木好助の正体は紺野真由子という女性。その真由子が高3の時、初めて担当編集についたのが及川康介というダンディーな男性だった。だが、康介は真由子と一夜を共にした後、姿を消した。そして、真由子は、康介へのラブレターとして小説を書き、今の地位に上り詰めたのだった。もし、真由子が康介に会って、性欲を満たしてしまったらもう小説は書けないかもしれない。そう思った平成書房の女性編集長・三上は康介と真由子の再会を邪魔する。だが、康介も一歩も引かないのだった。愛と官能をテーマにした本作もついに大団円!書きおろし読切2作も併録!<第3巻>[官能の真髄]第17話「宇津木好助が生まれた日」第18話「交錯する想い」第19話「仮面の告白」第20話「真由子の憂鬱」第21話「海辺のピアニスト」最終話「官能とは――」特別読切1「官能小説家 宇津木好助」特別読切2「エレベーターの愛」