あらすじ『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏、思わず嘆息!! 「『アンメット』は“面白い”脳外科医の漫画です。それを描くことがどれだけ楽しく、どれほど苦しいことなのか…。7年半“面白い”産婦人科医の漫画が描きたいと願い続けた僕には、この漫画の凄さがわかるんです。」 日本における脳血管疾患の患者数はおよそ112万人。そして患者の多くが何らかの後遺症と闘っている。三瓶は記憶障害を抱える同僚のミヤビに、かつて自分達が婚約していたことを告げる。記憶を失っているためにミヤビは戸惑い、治療のための検査にも前向きになれない。そして度重なる脳外科の緊急手術が、病院全体を巻き込む問題を引き起こしていく。 「相貌失認」「転移性脳腫瘍」「通過症候群」の症例を収録。
えりゅ通報5.0良かった(TT)遂に完結!この漫画には、医療従事者のライフ以外にも、様々な社会問題を色々教えてもらった。学校の教科書にしてもよいくらい、貴重で考えさせられるストーリーで編まれていると感じた。そして、ミヤビ先生と三瓶先生とのミステリアスな関係性が主軸に置かれているのが、ただの医療モノではない物語の奥行きの深さを形作っていたと思う。2人の関係の始まりが、最後の最後に明かされて、お互いなんて思いやりのある人たちだろうと心地よい衝撃を受ける。そして、ミヤビ先生の病気は……おそらく、読者みんなが望んだ形で終わったのではないだろうか。チャップリンの『街の灯』を観た後のような、静かで嬉しい後味が止まらない。2024/10/25いいね(1)