松久奏己は久々に、不安と緊張を抱えた毎日を送っていた。新入社員・月島さんのメンターに抜擢され、トイレに駆け込みたくなる症状が頻繁になっていたのだ。抗不安作用さえあるクリニック課の雰囲気の中でなんとかやりすごしていたものの、社員家族の相談まで引き受けることになってしまい、思春期の親子関係や介護問題など、未知の世界に奏己は戸惑うが――。詳細