豊島区巣鴨在住のバカ姉弟、推定3歳。留守がちな両親の代わりに、姉弟の面倒を見る料亭「稲月」の仲居・志津香(しずか)は、彼らに立派な大人になってもらおうと何かと世話を焼くが、姉弟はそんなことおかまいなし! ご近所のみんなに愛されかわいがられて、今日もすくすく伸び伸び育っております。クセになる読後感、オールカラー下町ファンタジー。詳細
リンゴさん通報5.0推定3歳のとある双子の姉弟の巣鴨での日常を全編カラーで描かれた作品。双子の両親は仕事で常に不在なので、優しいご近所さんたちにいつも見守られながら暮らしています。癒やしやほのぼのした雰囲気の中に、ちょっぴり切ない部分もあってそこがいいなと。カラーの色合いも自分好みです。二人ともちょっと菩薩みたいな雰囲気があるというか、特に姉(地主おねい)のキャラデザが独特で印象に残ります。あのおでこに触ってみたくなる。同作者の、最終巻が衝撃の内容だった「さくらの唄」(たしか有害図書指定かなんかをくらってた)とは随分と違うテイストの作品だったので、作風の振り幅がすごいなと感心させられました。最近ちょっとネットで調べてみたら、2023年に「キング姉弟」というタイトルで新連載が始まったそうです。作者さんがまだまだご健在でなによりです。2024/01/03いいね