宝石の国（６）

「宝石の国」は壮大な叙事詩です。
伏線がいくつも張られていて、のちに衝撃の真実が明かされます。鬱展開が続くので、好みは分かれると思いますが、私は最後まで読んでよかったです。心に余韻を残す作品です。

自分がここに何を書いても
陳腐なコメントにしかならない気分。

最終巻は絶対読んでほしい。

人間が滅んだ後の設定だけど、承認欲求の強い現代人を、宝石人や月人に例えてるように感じました。
感想も千差万別だろうなぁ。

みんな可愛くて、序盤はニコニコ読んでいましたが、だんだん、不穏な感じに...。

最初は、あまりにも美しく愛らしい宝石達の退廃耽美な世界に、夢中なって読んでいました、最初は。
途中から「どうして、、、どうして、、、」という気持ちに支配されてきます、、、
刺激的な展開をたくさん欲する方におすすめです、、、これぞまさに退廃耽美。

アニメで宝石の国を好きになり、原作11巻まで購入。話は難しく複雑なところはあるけど、めちゃくちゃ面白い。毎回予想を斜め上をいく展開。
最新巻に近づくほど主人公に感情移入している人ほど辛い展開にはなります。登場人物に明確に悪い人がいないのに、美しい地獄と評価されていたりと主人公への仕打ちが酷すぎて読めなくなるひともいるかもしれません。
それでも、ストーリーと独特な世界観に魅了されてしまいます。