俺は他にはなにもいらない。でも同じことを七夏(なのか)に言わせていいのか。 俺はもう自分の気持ちを否定しない。だけど、七夏。おまえは俺とはちがう。いつか俺との時間が全部 「思い出」になっても構わないから。それが七夏にとってのしあわせになるなら――。 吉田基已の傑作ラブストーリー、新装版にて登場!詳細
No name.通報5.0余韻が残る深い切なさ。兄妹ネタにありがちな、実は血が繋がってませんでした、みたいな薄っぺらい展開じゃなくて読み応えがあった。一時逃避行するも、戻ってしまうところもリアル!後半は葛藤に悩む苦しい場面が多かったけど、それがしっかり描写されているからこそ、ふたりの言動に重みがあった。じーん...と胸が温かくなるお話。少女漫画のいい意味であっさりしたキュンに飽きた人におすすめしたい。わたしは、海際でお兄ちゃんが泣くシーンでとても泣きました。ああぁ...本当によかった。話の展開がいちいちよかった。映画化して欲しい。2018/05/08いいね