ロイヤル・ウエストサイド病院で働く看護師のアラーナ。
唯一の肉親だった母を18歳のときに亡くして以来一人ぼっちだけれど、
看護師仲間に支えられ、病棟を笑顔で活気づける毎日を送っている。
そんなある日、訪れたコンサートホールで彼女は気になる男性に出会う。
じつは、アラーナは彼の顔を知らない。
暗闇のなかで横顔をちらりと見ただけなのにもかかわらず、
彼が発するえもいわれぬオーラにすっかり心を奪われてしまったのだ。
もう会うこともないと思っていたのに、
新しく赴任してきた医師ローリーの横顔を見て彼女は息をのんだ。
あの暗闇の男性に違いないわ!