あらすじ7年間、平和な日々が続いていた「この世」。しかしある日の夜、四ツ神様が動き「この世」はパニックに。そんななか、四ツ神様が動くのには何か仕掛けがあると考えた杏は・・・。「この世」と「あの世」で、各々の人生を必死に生きる杏とアン。彼女たちに壮絶な運命が迫りくる! 謎が謎を呼び、不安が不安を呼び起こす、怒濤の展開! そして、瞳に映るものが正しいとは、限らない・・・。
黄楽姫羅光通報4.0いろんな視点から描かれる世界観が素晴らしい。初めは読んでいくと、昔の日本のお話なのかな?と思ってしまいますが、徐々にそうではない事が明らかになっていきます。双子の杏とアンは、片方は普通に暮らし、片方は山に捨てられて育つ。村には怖い四つの大きな像が在り、夜になって出歩くと命を脅かされると皆が思っていた。当たり前の日常の中で、少しずつ違和感を覚えていく杏。そして、双子のアンとの出会いによって徐々にこの村の怪しいしきたりが明るみになっていく・・・読んだ方が面白さに納得できるはずです。2025/02/08いいね
モモさん通報5.0圧倒的な世界観圧倒的な世界観に魅せられて、一気に読んでしまいました。日本人なら、どこかで聞いたことのある昔話。子供の頃に不安に感じた部分を、作者の世界観で興味深く描かれています。続編が気になって仕方ない一冊。2018/07/15いいね(6)