星が降るような夜空の下、織江と初めて出逢ったのは、もう2年近くも前のことだった。長崎へと進む船の上で、彦馬は出逢いの時のこと、そして離れ離れの月日のことを想っていた。諸外国を巡るよう静山から任ぜられた彦馬は、一緒に日本を脱出するため、織江を待ち続ける。だが、織江を狙う黒い影もまた、長崎の地へ向かっていた。さまざまな想いが行き交う彼の地で、最後の戦いが始まる──。「妻は、くノ一」、ついに完結!
全巻(1-10巻 完結)
星影の女 妻は、くノ一 2
(10/10まで)
身も心も 妻は、くノ一 3
(10/10まで)
風の囁き 妻は、くノ一 4
(10/10まで)
月光値千両 妻は、くノ一 5
(10/10まで)
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濤の彼方 妻は、くノ一 10