「いってきまーす!」
元気な声に、「気をつけてねー」と返す。
そして、開いたドアのほうを見て、私は目を丸くした。
ウソ……、ふつう気づくでしょ!?
ドジ過ぎる……。
あの子、何も背負わないでどこ行くつもりよ?
私はあわてて、あとを追った。当然でしょう?
だって、あの子が忘れ物に気づいて戻ってくるなんて、ありえないんだから。
――あなたはこのお話にかくされた恐怖の真実に気づける?
大人気シリーズ第6巻!
※真実は本の中で確認してね。【小学中級から ★★】
本当はこわい話6 赤のパスワード
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