愛と奈央を信じています!
愛も奈央もキャラの造形がとても素晴らしい。
そこに幼いひろと保育園のお友達たちと関係者とで、
リアリティー溢れるBL子育て物語が展開していました。
率直で歯に衣着せぬ愛が、
良い意味で他人の動向には揺るがず、
ナイーブで人見知りな奈央は、
良い意味で他人の動向が気にかかる。
そんな二人が日々迷いながらも、
ひろに誠実に接する姿に、
共感したり感動したりしています。
自分の中にきっと存在する偏見とか差別とかが、
他人に対してハラスメントになっていないか・・・、
そんなことまで考えさせられる奥深い本だと思います。
二巻のラストで、
中学生になったひろとお友達たちのイラストがあり
(ひろは可愛いイケメンくんに育っていた!)、
愛と奈央の子育て物語は、続刊で見せてもらえるようです。
ひろの成長に伴って、
心身ともに大変な出来事がこれからも待っていそうです。
でも、愛と奈央の二人ならきっと大丈夫だと、
ひろをまるごと受け入れ愛して行ける、
素敵な家族を形作っていけるだろうと、
期待と信頼と希望を込めて、
三人の今後を見守りたいと思っています。