アーネ姫は、海で遭難した王子を救った恩人として、花嫁に迎えられる。浜辺で介抱しただけなのに、その大げさすぎる感謝に違和感を覚えながらもアーネ姫は舞い込んだ幸運に酔いしれた。しかし、王子を浜辺まで運んだ本当の恩人の存在を知った時・・!真実を告白すべきか、隠し通すべきか!結婚の贈り物に「この国のすべての罪人に恩赦を」と申し出た”心優しいアーネ姫”を国民たちが称賛する中、ひとり、アーネ姫に憎しみを向ける男、ガイが現れる。暗い目でアーネ姫の偽りの恩人ぶりを脅迫しながら、彼女のドレスに手をかける。追い詰められるアーネ姫。愛のために泡となった人魚姫のように、アーネ姫もまた愛の決断を迫られる。