古代、とある王国。次期国王と目されていた青年が突如、謎の死を遂げた。時を同じくして国の全ての書物を収めた「蔵書樓」が封鎖される。だが誰も立ち入れないはずの蔵書樓の奥には、ひとり座する者――「司書正」がいた。宮廷では噂が飛び交い、陰謀が渦巻き始める。青年の死と蔵書樓の関係、そして国家機密「司書正」なるものの驚くべき実態とは?壮大且つ緻密に練り上げられた世界観。時代と権力に翻弄される人間たち。丸山薫が描き出す書物を巡るSF宮廷劇、ここに開幕!詳細
モモさん通報5.0ドキドキ明るく楽しい話ではないけれど、ものすごく続きが気になります。物を知らないので、世の中の民俗学や伝承にこういう類のお話があるのか分かりませんが『司書正』という存在が真に迫っていて非常に興味深いです。彼はもうあのままなのだろうか・・(涙)キビがなにか手がかりになるのか、思ってる事と全く違う事なのか、お話がどのくらい続くのか全く展開が読めません。一巻一巻確かめながらじっくり読み進めたいと思います。2025/03/14いいね
ブドウさん通報5.0ドはまり蔵書樓に住まう、自我をなくし知の器、“司書正”となってしまった美しい青年。その司書正にただ一人献身的に仕える、異民族の少女キビ。司書正の謎と宮中の陰謀、キビの出自など、気になることだらけです。その設定と世界観を忠実に再現する、美しく丁寧な画力にうっとり。まだ2巻ですが、先を気長に待っております。2024/07/31いいね(1)