国の存続が危ぶまれた式典「緇茲の儀」は、司書正と側女キビの奮闘により事なきを得た。だがことの成り行きを不審に思う鄂イ公子は、司書正と弟・蓮の死との関係に、より一層目を光らせるようになる。そしてある晩ついに、司書正とキビの蔵書楼での暮らしに、予想だにしなかった波乱が起きる・・・・・・!美しく聡明な時期国王の突然の死。国家最大の謎を巡り、欲望と陰謀が絡まり合っていく。丸山薫が描き出す壮大で緻密な古代中国王宮劇、待望の第三巻!詳細
モモさん通報5.0ドキドキ明るく楽しい話ではないけれど、ものすごく続きが気になります。物を知らないので、世の中の民俗学や伝承にこういう類のお話があるのか分かりませんが『司書正』という存在が真に迫っていて非常に興味深いです。彼はもうあのままなのだろうか・・(涙)キビがなにか手がかりになるのか、思ってる事と全く違う事なのか、お話がどのくらい続くのか全く展開が読めません。一巻一巻確かめながらじっくり読み進めたいと思います。2025/03/14いいね
ブドウさん通報5.0ドはまり蔵書樓に住まう、自我をなくし知の器、“司書正”となってしまった美しい青年。その司書正にただ一人献身的に仕える、異民族の少女キビ。司書正の謎と宮中の陰謀、キビの出自など、気になることだらけです。その設定と世界観を忠実に再現する、美しく丁寧な画力にうっとり。まだ2巻ですが、先を気長に待っております。2024/07/31いいね(1)