今度はわたしが男に牙をむく番だ――そんな決意を秘め、ヴィヴィエンヌはアメリカへ渡った。イギリスでの生活と、彼女を弄んで捨てた男たちから逃げだして。が、ここでも男たちの魔手が彼女を襲った。二人組のギャングが、彼女が独りでいたホテルに押し入ってきたのだ。彼女の窮地を救ったのは、ジェイムズ・ボンドと名乗る謎の男だった……。女性の視点からボンド像に光を当て、強烈なスリルとエロティシズムで綴る異色作。
既刊(1-9巻)
007/死ぬのは奴らだ
007/ドクター・ノオ
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007/わたしを愛したスパイ