天文ガイド2025年9月号

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■9月8日の皆既月食 2025年9月8日に、2022年11月8日以来、約3年ぶりとなる皆既月食が日本全国で見られます。9月7日に東の空から昇った満月が、日付が変わった8日午前1時27分に月が欠け始め月食が始まります。皆既食となるのは、午前2時30分から午前3時53分までの約1時間23分。その後午前4時57分に月食が終了します。見ごたえのある皆既月食の様子や観測・撮影のポイントを紹介します。 ■この夏の月を楽しむ 夏場はシーイング(大気のゆらぎ)が安定しているので、月面観測や惑星などの高倍率が必要な天体観測に向いている季節といわれています。そこで、この夏に見ておきたいおすすめの月面地形の名所を、月面写真の第一人者である白尾元理さんが撮影した高精細の画像とともに、紹介・解説します。 ■プライベート天文台 別荘地に建設された地上7.5m、ドーム径3.5mの天体観測ドームの中に収めた、40cmシュミット・カセグレン望遠鏡を軸とした津布久宗利さんの撮影システムを紹介します。さらに、藤井旭さんの著書にも度々登場する白河天体観測所のメンバーで、流星観測や掩蔽観測などで活躍されている冨岡啓行さんの自宅観測所を紹介します。 ■3例目の恒星間天体、3I/アトラス彗星 太陽系の外から中へと突入し、再び太陽系の外へと逃げ出す天体を「恒星間天体」とよびますが、史上3例目となる恒星間天体「アトラス彗星」(3I/ATLAS)が発見されました。その大きさは直径20kmほどとみられ、過去の2例よりもかなり大きい天体です。その発見時の様子を紹介します。
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