あらすじ惹かれ合う天性の舞姫・糸世と笛の名手・草十郎。二人が生み出す不思議な〈力〉に気づいた上皇は、自分のために舞い、笛を奏でよと命ずる。だが糸世は、その舞台から神隠しのように消えた。鳥たちの助けを得て、糸世を追い求めていく草十郎の旅は、やがてこの世の枠を超え…? 四つの文学賞を受賞した、日本のファンタジーの旗手・荻原規子の不朽の名作。佐竹美保による装画、カラー口絵の文庫新装版。解説:佐竹美保。