将軍の身体に刃物を当てることが唯一許されるだけに、かえって絆が深くなるお髷番(まげばん)。四代家綱は、秘命を託すのに最適なこの役に、かつてお花畑番として寵愛した深室賢治郎を抜擢した。謹慎が解け、帰藩する紀州大納言徳川頼宣の、「我らも源氏でございます」という言葉の真意を探らんがためだった。務めを遂げんとする賢治郎の前に、将軍位略奪を巡る徳川家重鎮らの姦計が立ちはだかる!
既刊(1-10巻 最新刊)
お髷番承り候一 潜謀の影
お髷番承り候二 奸闘の緒
お髷番承り候三 血族の澱
お髷番承り候四 傾国の策
お髷番承り候五 寵臣の真
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