孤児の乱之介は人買から小人目付の斎(いつき)権兵衛に拾われ、生きるための知恵を身につける。芸人一座に身をやつした乱之介は、米価を操る悪徳仲買らを拉致、身代金を要求して江戸庶民の喝采を浴びた。若き目付、甘粕孝康は、面子を潰された上席の鳥居耀蔵から乱之介捕縛を命じられる。己の義を信じ剣を恃(たの)みに生きる者同士、対決の時は迫る。長篇時代剣戟。(『双星の剣 疾風の義賊』改題)
全巻(1-3巻 完結)
疾風の義賊 〈新装版〉
疾風の義賊二 叛き者
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