ジャガイモの栽培やラピスラズリの採鉱を実現させ、ノエインは開拓開始から一年で領主邸まで手に入れた。そして迎えた年の瀬。従士ユーリとマイの結婚を祝う盛大な宴が開催されることになり――まっさらで何もなかった領地に領民が鳴らす幸福の鐘の音が響く。幸せそうな花嫁衣装のマイに感化されたマチルダもノエインに対する隠していた本音をこぼしてしまい……!?その後、さらなる発展を目指して気合を入れ直しノエインは新たな領民を迎え入れるも、そこには領地を脅かす不穏分子も紛れていた――追放された少年貴族による辺境開拓物語、第三幕!