ミラノの謝肉祭で紹介された高貴なQ侯爵夫人に惹かれたカザノヴァは、二人の従姉妹とその恋人たちに、高価な衣裳をずたずたにして奇抜な格好をさせるなど、さまざまな手をつくしてQ夫人の気をひき、ついに目的を果たす。この巻の後半ではカザノヴァはロンドンに赴き、シャルピヨンという娘に手玉にとられ、とどのつまりは訴えられて入獄、ほうほうのていでイギリスを脱出する。
既刊(1-8巻)
カザノヴァ回想録(第一巻)
カザノヴァ回想録(第二巻)
カザノヴァ回想録(第三巻)
カザノヴァ回想録(第四巻)
カザノヴァ回想録(第五巻)
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