ロンドンで恋の痛手を受けたカサノヴァは、ベルリン、ペテルスブルグ、モスクワ、ウィーンへと足をのばす。モスクワでは女帝エカテリーナ2世と談笑したり、ウィーンでは女帝マリア・テレジアから自由思想家と疑われて追放処分を受けたりする。だが、放浪を続けながら、いくさきざきで艶聞を絶やすことはなかった。この巻の末尾では、カザノヴァはスペインを訪れる。
既刊(1-8巻)
カザノヴァ回想録(第一巻)
カザノヴァ回想録(第二巻)
カザノヴァ回想録(第三巻)
カザノヴァ回想録(第四巻)
カザノヴァ回想録(第五巻)
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カザノヴァ回想録(第七巻)