酔った睦樹の手が頬に触れた瞬間、思わず身体がこわばった、陽向子。かつて恋をした手のはずなのに、少し戸惑いを覚える。職場では、変わらず本の感想を伝えてくれるコタロー。しかし陽向子は、睦樹への後ろめたさから、コタローに以前のように向き合えなくなる。そんな時、コタローと距離が縮まる出来事が起きて――?詳細