『銀花の蔵』『雪の鉄樹』『オブリヴィオン』の著者が放つ、人間の業の極限に挑んだ、衝撃の問題作。
しがない日本画家の竹井清秀は、
妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。
ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、
全裸で震える少女、蓮子がいた。
十一年にわたり父が密かに匿っていたのだ。
激しい嫌悪を覚える一方で、どうしようもなく蓮子に惹かれていく。
既刊(1巻)
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人でなしの櫻