施療院の島での戦いを経て、ユーニスたちは再び空へと飛び立った。目指すは次なる白妖樹——「世界にとどめを刺す旅」はまだ終わらない。山中で白妖樹を発見した一行は、廃村に残された子供たちを守る猟師エヴァンと出会う。だが家族を恋しがり一人で村へ戻ってしまった少年ティムは、すでに花屍人となった家族に噛まれ、自らも変わり果てていた。シロウはためらわず刃を振るい、止めようとするエヴァンにも剣を向ける。同じ頃、山中ではカトカの竜の吐息が白妖樹ごと山肌を吹き飛ばし、爆発に巻き込まれたユーニスとクノイチのカエデが洞窟に生き埋めになる。暗闇の中、かつてのシロウを知るカエデと向き合い、ユーニスは静かに言葉を交わした。やがて一行が辿り着いた「迷いの谷」は、結界に包まれた妖精郷への入り口だった。不老長寿の妖精族が暮らす楽園のはずのその地にも、花屍人災禍は及んでおり、そこでは他の地とは一線を画す異様な脅威が一行を待ち受けていた。世界の真実へと迫る、ゾンビアポカリプスファンタジー第三巻!

