カリュプソ夫人から明かされた、リリアンの出自にまつわる秘密。リリアンこそが本物の姫であり、彼女がうたった歌がそのことを証明しているという。もしも自分が本当に姫であるならば、もっと堂々とテオドシウスのそばにいることができる……。しかし、幼少のころの記憶がなく、自分が姫であるとはとても信じられないリリアン。そんな彼女を”本物の姫”にするため、テオドシウスは明確な証拠をもとめてカルヴァリオへ向かうことに……。成り代わりから始まる、冷血王子とのファンタジー・ラブストーリー、ついに完結!【本作品は『元奴隷の身代わり姫は、冷血王子の花嫁になって溺愛される』第18巻~第22巻を収録した合本版です】