蒼の前に突如として現れた女性は、紅哉の昔馴染み・桔梗だった。紅哉に会いに巴里から来たという桔梗は、蒼が妻であると知りながらも、お構いなしに紅哉に近づき……。亡き姉が結んだ愛のない情縁の夫婦を描く大正婚姻譚。詳細