「逢いたかった…」
そう言って、壬紀彦に抱きしめられた。
何年ぶりだろう? 伝えたいことはたくさんあるのに、焦りからくだらない近況ばかり口から飛び出す。
でも見つめあった一瞬、言葉は要らなくなって2人同時に唇を寄せた。
母親に関係を知られ、壬紀彦と連絡をとることすら一切禁じられた日々。
唇が触れた瞬間、封印してきた想いが溢れ、自然に涙がこぼれて…。
会うことも、連絡すらも一切禁じられた壬紀彦との再会。想いが溢れて――。塔栄のりこ先生の名作、ついに最終回!
淡雪の匂い vol.7
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