全巻(1-7巻 完結)

淡雪の匂い vol.7

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「逢いたかった…」 そう言って、壬紀彦に抱きしめられた。 何年ぶりだろう? 伝えたいことはたくさんあるのに、焦りからくだらない近況ばかり口から飛び出す。 でも見つめあった一瞬、言葉は要らなくなって2人同時に唇を寄せた。 母親に関係を知られ、壬紀彦と連絡をとることすら一切禁じられた日々。 唇が触れた瞬間、封印してきた想いが溢れ、自然に涙がこぼれて…。 会うことも、連絡すらも一切禁じられた壬紀彦との再会。想いが溢れて――。塔栄のりこ先生の名作、ついに最終回!
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