何があろうと、私はもう、あなたなしでは――。駆けつけた澄が見たのは、倒れている父と立ち尽くす爽太郎。何が起きたのかは、血だまりがすべてを物語っていた。手を汚させてしまった罪悪感で言葉を失う澄だが、もう一緒にいられないと背を向けた爽太郎を抱きしめ……?愛を知らない少女と重すぎる愛を抱えた男が織りなす大正執愛譚、ついに完結。【本作品は『君に殺されたい』第24巻~第27巻を収録した合本版です】詳細