「何もかも頼りきりになるのは嫌なのです」「私をもっと頼ってほしい」ユリウスのおかげで公爵令嬢に復帰し、さらには“大切な人の側”という、帰る場所を見つけられたクラウディア。このまま順風満帆に過ごすかと思いきや、一通の手紙によって状況は一変する――それは領地の経営を任せている家令からの救援要請だった。ユリウスの力を借りず、自分だけで解決しようと彼の側を発った彼女だが、その選択で二人の気持ちに少しずつすれ違いが起き始め・・・・・・「もうそなたと離れるのは嫌だ。私はこんなにも愛しているのだぞ」順風満帆な二人に最大の試練が――不器用な二人がおくる溺愛シンデレラストーリー。