家康との密約により江戸の鎮護を託された風魔一族とその要・六代目風魔小太郎こと風間伊織風魔はその役目と引き換えに吉原遊郭を仕切っていたが、大坂の廻船問屋・河内屋が吉原の花魁を引き抜き、商売を仕掛けてきた。その河内屋が目を付けていたのは、風魔一族の風巻太夫だった。風巻と伊織に恥をかかされた河内屋は、恐るべき秘術を使う〈節気流れ〉の徳蔵に殺害を依頼するが──。伊織たちにかつてない命の危機が迫る!詳細