本書は、産労総合研究所の発刊する定期刊行誌「医事業務」に2013年9月から2023年8月までの10年間に連載記事として掲載したものに加筆修正し、書籍化したものです。
著者はドクターでありながら医学生時代には周りから「医学部 文学科」と言われるほど語学への造詣が深く、本書では医療用語をその用語の起源まで掘り下げ、難しい医療用語を面白く解説しています。健康・医療・福祉・介護に関心のある方に是非ご一読いただきたい一冊です。また、各回の最後には「吹き出しコメント」に著者自らがどうしてもお伝えしたい一言を添えており、そちらと併せてお楽しみいただける内容となっております。
CONTENTS
第1話 変化する医療用語
第2話 変化する医用単語の翻訳
第3話 hospitalとclinicの語源
第4話 acuteとchronicの違いは
第5話 「悪性新生物」とはどんな生物?
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第31話 「アクメ」や「オーガズム」の語源について
第32話 “study”を「勉強」と訳すのは止めよう!
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第60話 「飛行機」と「エアロビクス」の共通点は?
第61話 「エコー」と新幹線「こだま」の切なさ
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第98話 「白衣の天使」による最期のケアが「エンゼルケア」!
第99話 Safety-I、Safety-IIそして「レジリエンス・エンジニアリング」の三題ばなし
第100話 “WAI”と“WAD”のはざまで、Safety-Iに病みSafety-IIを処方する