“心読み”の能力を持つ侯爵令嬢・オティリエは幼い頃から虐げられ、魅了の力を持つ姉の使用人のような日々を送っていた。
ある日、なぜか王宮パーティーに参加することとなったオティリエ。
【心の声が読めるのか・・・・・・すごくいい。】
いつものように姉の引き立て役に徹するはずが、初めて耳にした自分の能力を認める心の声。なんとその声は王太子のヴァ―リックのもので!?
能力を気に入ったのか、オティリエを王太子補佐官に任命。その期待に応えるべく力を発揮するオティリエは大活躍! 徐々に自信を取り戻し、お仕事生活を満喫していく・・・!
「他の誰でもない、僕には君が必要なんだ」
オティリエは自分を救い出してくれたヴァ―リックを上司として尊敬するなか、ヴァ―リックはなんだかずっと甘々で・・・!? 一方、オティリエの活躍を知った姉は嫉妬に駆られ、暴走をはじめて・・・。