あらすじ日本の思想において,「霊性」はいかに捉えられてきたのか.王権と神仏の拮抗,近代における国家と宗教の一元化と批判,戦後の憲法制定と社会変容など,霊性を軸に新たな思想史の可能性が提示される.その豊かな思想的蓄積から,生者と死者の共存,精神的領域での結合を追求する社会のあり方など,未来への思考をひらく.