あらすじ「哲学者は,人類の常識に反対するときには細心の用心を払うべきである.というのも,哲学者がそのようにするとき,だいたいは誤りに陥るからである.」概念,抽象,判断,推論,嗜好.人間のさまざまな能力を「常識」に基づいて基礎づけようとするトマス・リードの壮大な試みは,議論の核心へと至る.