あらすじ蒼田千尋は、息子の子育てに悩んでいた。知能教育教室に通っている頃から、ほかの子ができる課題ができなかった。小学校四年生になった今も、成績はふるわないままだ。やったらできるはず、と思うのだが、その「やったら」ができない。しかし母親として可能性を信じたい千尋は、塾を変えればいいのではないかと思いつくが……。『ケーキの切れない非行少年たち』の著者が、「発達障害が分かる」小説をお届けします!