順風満帆な人生が一夜にして暗転。
悲嘆の中をさまよう私を救ってくれたのは、自らの研究テーマである行動科学だった。
著者はコロナ禍で家族に起きた悲劇により、人生の危機に直面する。
絶望から抜け出そうともがき、あらゆる方法を試みるが、
いずれも効果を得られず、大学も休職することに。
そんな中、ある偶然の出来事がきっかけとなり劇的な回復を遂げることとなる。
不慮の事故、愛する人との死別など、誰もが経験せざるを得ない人生の危機を乗り越えるにはどうしたらよいのか。
悲嘆の当事者であり、行動科学の研究者である著者にしか書けないリアリティが、読者を「闇の先へ」と導く。