江戸幕府評定 所ならびに明 治初年の司法省記録の一部を京都大学日本法制史研究会( 中澤巷一 辻本弘明 、橋本久、林紀昭、谷口昭、平松義郎監修)が、京都大学に保管されていた副本をもとに10年の歳月をかけて共同研究で刊行したもの。オリジナルの原本は、総数7155冊 、絵図1538 枚という臓大なものだった(東京大學附屬図書で保管されていたが、関東大震災により焼失)。
本第三巻 は、(10)以上並び武家御扶持人例 書 (宝暦~天保)、(11)御家人御仕置伺 (天明年間 )、(12)御目付立合申渡(享和3~文 化8年 )、(13)御仕置例 (宝暦~天明) を収録。
(10)は、御目見以上の武士とその陪臣、奉公人と家族等に対する刑事判例 を整理。
(11)は、 江戸町奉行の御家人に対する仕置伺。
(12)は、町奉行での御家人裁判において、目付の立会いの下に行われた判決申渡書の集録。
(13)は、評定所書役宮崎甚藏が刑種ごとに分類した刑事判例集。
【目次】
近世法制史料集 第三卷 序
解題
凡例
目録
以上ならび武家御扶持人例書
御家人御仕置伺
御目付立合申渡
御仕置例
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