プロテスタント神学者にして教会史・教理史学者の著作集。全5巻。古代キリスト教学から現代に至るまでの歴史と信仰の実践まで。
第一巻は、2~3世紀の最大のキリスト教学者オリゲネスとギリシア教父、アレクサンドリア学派についての研究を収録する。オリゲネスはキリスト教の教義学を確立し、西欧思想史の源流の一つとなっている。
【目次】
はしがき
序論
一 課題と方法
二 オリゲネス略伝
第一章 祈祷の問題
第二章 殉教者の道
第三章 文化の問題
一 学問の理念と方法
二 福音と哲学
第四章 神と摂理
一 神論
二 人間論
第五章 完全への進程
一 単信者と完全者
二 二つの福音
三 覚智の意義
結論 キリスト者としてのオリゲネス
補論 アレクサンドリア追放の事由について
一 オリゲネスとデメトリオスとの関係についての一考察
二 閹人の受按資格について
三 異端の問題
四 結論
資料
一 民数紀略第二七講(梗概)イスラエルの子等の宿営について
二 グレゴリオス・サウマツルゴスの謝辞
附録
一 年表
二 著書
三 オリゲネスの年代について
四 文献
五 略語解
解題 水垣渉
索引
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