リクスハーゲンの元第三王女ルイーセは過保護な姉二人に愛されて有能で美しく育った。
そして、今は王立騎士団の第一師団長であり伯爵家長男のウェンデと結婚して平穏な日々を送っている。
優しい夫で不満などないが、お互いどこか気を遣いながら過ごしていた。
ある日の朝、ルイーセがいつものように森へ散歩に行くと、ウェンデが放尿している姿を目撃してしまう。
情事の時でさえ夫の下半身を直視したことがなかった彼女にとってあまりにも刺激が強く、妙な興奮を覚えてしまう。
その日中ウェンデのことが気になって仕方なかったルイーセは、その晩の情事でウェンデの一糸まとわぬ姿を直視し、彼が一人の男なのだと強く意識するようになる……。
雄としてのウェンデに強烈に惹きつけられはじめたルイーセは、一気に性への好奇心が膨れ上がり、徐々にその快楽に目覚めていく。
そしてそんな妻にウェンデは――。
『騎士団長との淫らな秘めごと~箱入り姫は性に目覚めてしまった~(3)』には「密書と罪悪感」~「いざ、舞踏会へ」までを収録