彼が私を求める理由は、私の身体だけだから…
叔母家族から虐げられていた美月は、妖の中でも最も力のある一族の長、真神零司に助けられた。おいしい食事にきれいな服、あたたかい布団…そして無理強いせずに甘くやさしく接してくれる零司とその側近たち。だが身体が元気になると次第に不安になってきた。彼の目的は美月自身がもつ極上の“精気”を得ることだから。つまり身体が目的…。複雑な想いにかられながらも、そのやさしく愛撫する手が気持ちよくて抗えない。そのうち自分から彼を求め、身を捧げてしまうかも!? 美月は隙を見て屋敷から抜け出そうとするが…。